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最大の敵は“風” セキ・ユウティンは「パンチショット」で連覇目指す

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前(31日)◇GOLF5カントリー美唄コース(北海道)◇6472yd(パー72)

前年大会でツアー初優勝を挙げたセキ・ユウティン(中国)が、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨む。

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昨年の千葉開催から、今年は北海道中部の美唄(びばい)市へ。高低差3mとフラットで、木などの遮蔽物が少なく風をダイレクトに受ける。美唄市のこの日の最大瞬間風速は11.0m/s(午前11時34分/札幌管区気象台)で、プロアマ戦は強風が吹いた。また、フェアウェイとグリーンにアンジュレーションが効いていて、湖が絡むホールも多い。総じてショットの精度が要求される。

セキは故郷・中国で身につけた「パンチショット」を多用するつもりだ。「中国の試合は強い風が吹くのでパンチショットをよく打っていた。きょうのプロアマでもパンチショットでピンに近づけられたので、良いイメージができました」

今季はメルセデスランキング68位と苦しいシーズンを送っているが、直近2試合は14位→4位と上り調子だ。今大会単独5位以上まら生涯獲得賞金が1億円を突破することを知らされて「それを目指して頑張ります」と満面の笑みで意気込んだ。

当地開催の16年大会でツアー初優勝を挙げたホステスプロの穴井詩は「一年で一番気合いが入る大会なので、予選通過したい」と控えめな目標を掲げる。

プロアマ戦で思い出のコースを7年ぶりに回り、「『ここでああ打った』とか、キャディさんと話していたりしました」と良いイメージ呼び起こした。

一方で、「7 年前の自分は飛んでいたなと思いますね。(飛距離は)落ちましたよ。やっぱり打っている場所がちょっと違いますね」と苦笑い。今季のドライビングディスタンスは平均257.42ydとツアー2位につけるが、筋力や体力の低下も実感しているようだ。

強風を警戒しながらも、それほど気持ち悪さは感じていない。「一方通行で巻くわけじゃないので、すごくやりやすい感じ」。自然も味方につけて、当地での“連覇”を目指す。(北海道美唄市/内山孝志朗)

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