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道産子・小祝さくらもビックリ 歴史的猛暑で名門小樽も様変わり?

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 事前(23日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)

暑い夏こそ涼しい北海道での試合が恋しい――。そんなツアーの“定説”もひっくり返るような歴史的猛暑に見舞われている。

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北見市で37.1℃、札幌市中央区では観測史上最高の36.3℃を記録。会場のある小樽市は33.2℃と猛暑日に届かなくても、ギラギラ照りつける太陽と高い湿度によって体感はとてつもなかった。

北海道出身の小祝さくらも「こんなに暑いのは初めて。『北海道、ヤバ暑いね』みたいな会話を今週何回したことか…」と驚きを隠せない。「ことし一番暑く感じます」というコメントも、ここまで全24試合に出場してきた選手が口にするから説得力も増す。

コースコンディションも例年とは様変わり。国内ツアー屈指の硬さでプレーヤーを苦しめてきたグリーンがかなり軟らかくなっているという。ラフの長さも含めてボールを止めていける分、いつもなら警戒してセーフティに打つ場面でもピンを狙っていけるシチュエーションが多発しそうだ。

1988年のツアー制以降では日本勢初となる大会3連覇がかかる稲見萌寧も「(4日間トータル)パープレーでトップ5っていうのが小樽だったんですけど、その雰囲気はなさそう。伸ばし合いになるんじゃないかな」と分析。通算9アンダーだった昨年の優勝スコアに対し、2桁アンダーに届くのではと見ている。

「ことしは気温とかで、どこもしょうがない。その(大変な)中でも相当キレイだと思います」と話すように、必死のメンテナンスでトーナメントを迎え入れてくれたコースサイドの奮闘には感謝しかない。

「もちろん、この大会でという思いも強い。(3連覇)したいっていう願望はすごくあります」。大会を支えてくれる人たちの思いに、最高のプレーで応えたい。(北海道小樽市/亀山泰宏)

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