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「勝ってはいけないと思っていた」 父が語る蛭田みな美の初V

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(20日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇曇り(観衆2609人)

「特別な喜びもなくて意外と冷静だった。どういう心理状況で迎えるのかなと思っていた」。蛭田みな美がプレーオフのすえにツアー初優勝をあげた。気温30度を超える中、キャディとして娘の優勝を支えた父・宏さん(63)が振り返った。

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「これまで最終組になっても優勝を意識したことは一度もなかった。そのレベルに達してなかった。技術的にも精神的にも」

それでも昨年末からトレーナーと契約を結んで筋力も底上げしてきた。平均ドライビングディスタンスは10yd以上伸びるなど、各種スタッツは目に見えて向上。年間ポイントレースのメルセデスランキングも、大会前はシード圏内(50位以内)の37位につけていた。

「(実力的に)勝ってはいけないと思っていたが、今年のレベルはいろんな意味で上がってきているし、勝つ資格が出てきたねと話していた」

蛭田は宏さんの影響を受けて3歳でゴルフを始め、アマチュア時代から活躍。宏さんは獣医師としても働いていたが、現在はキャディなどのサポート役に徹している。

蛭田は「車の運転やホテルの予約など、ゴルフに集中できているのは父のおかげ」と感謝。福島県の自宅には娘のために工房を作り、クラブ調整も行う。

最終18番は3パットのボギーをたたいて西郷真央に並ばれ、冷や汗をかいた。宏さんは「あいつらしいね。“3パットの女王”というか。パットで苦しんできたからこれもあるかなと。でも最後にプレーオフで決めてくれたから帳消しですね」と目を細めた。親子二人三脚の戦いは今後も続く。(神奈川県箱根町/玉木充)

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