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「このまま勝てないで終わると…」 蛭田みな美が涙の初V

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(20日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇曇り(観衆2609人)

正規の最終18番(パー5)、ギャラリーから悲鳴が上がった。蛭田みな美の1.5mのバーディパットは右に外れ、50cmのパーパットはカップの左縁でクルッと回った。ボギーフィニッシュで西郷真央とのプレーオフまでもつれ込んだ。

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「バーディパットをどういう気持ちで打てば良いのかわからなかった。平常心で打てなかった。冷静になることができなかった」

自身初のプレーオフも嫌な緊張が続いた。ティショットが右ラフに飛ぶと、2打目も右ラフから脱出できず。それでも157ydから7Iで1mにつけてバーディを奪い、競り勝った。

アマチュア時代から活躍していたが、プロ8年目の今年までシード経験もなし。「初優勝まで長かった。自分はこのまま勝てないで終わると思った時期もあった。箸にも棒にもかからなかった」。179試合目で念願の頂点に立ち、表彰式では涙を流した。

昨年12月にはトレーナーと契約し、ウエートトレーニングなどの肉体改造に取り組んだ。「ゴルフは瞬発力。一瞬で100%が出せるか」。昨季のドライビングディスタンスは平均236.5ydだったが、今週は253.167ydを記録した。

2年前にはパターイップスにも苦しんだ。ただ、昨年末のQT(予選会)からはプレー中の笑顔を心がけたという。「緊張がほどけるような気がする。表情筋が緩むと全身が緩むというワケわかんない理論でやっている。小祝さくらちゃんは笑っている印象で、だから強いのかなと」

26歳にとって初優勝もまだまだ通過点。「複数回優勝したい。ラッキーじゃない優勝を」とカップを手に微笑んだ。(神奈川県箱根町/玉木充)

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