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腰痛から復帰の原英莉花 「不安とワクワク」のリスタート

◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6593yd(パー72)

腰痛のため5月上旬「サロンパスカップ」(20位)を最後に離脱していた原英莉花が、手術とリハビリを経て3カ月ぶりにツアー復帰する。開幕前日はプロアマに出場して最後の調整を済ませ、「すごく緊張しているけれど、新しい気持ちでまたここに立ててうれしい」と復帰戦を見据えた。

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ヘルニアを摘出する内視鏡手術を受けたのは5月中旬。2021年11月「大王製紙エリエールレディス」でのツアー4勝目を最後にタイトルから遠ざかっていた期間は、長引く腰の痛みとの戦いでもあった。「昨年からけっこう痛みがあって。右足もしびれて、片足一本では立てないくらい」。1年ほど前から打ち始めた注射の効果も徐々に薄れ、状態の悪化を自覚した。長いリハビリ期間を要する手術に迷いもあったが、「納得のいく練習ができなくなった」ことも決意を後押し。「いい先生に出会って、2日後くらいに普通に歩けると聞いて手術を即決した」という。

術後1カ月間はクラブを握らず、6月中旬から少しずつショット練習をスタート。同時期にラウンドも開始し、本格的に打ち込みを始めたのは7月に入ってから。持ち前の飛距離については「多少落ちたと思う」と低下を認めながらも、「そこにはこだわらず、徐々に今まで以上に良くなるように取り組んでいけたら」と気持ちは前向きだ。

復帰戦に合わせて、「少しでも体にやさしい打感や振り感を求めて」使用クラブに調整も加えた。アイアンは「一番、打感がやわらかかった」というミズノ契約時の2018年に渡されたプロトタイプを選択。「(重量は)あと10g落とすかも」と話し、転戦の中で調整を加えていく考えだ。

「シーズンオフ以外でここまで(ツアーから)離れたことは初めてなので、勝負勘というところは不安がある」と吐露しながら、何よりも「ヘルニアの痛みはほぼゼロに近い」ことが表情を明るくする。「上位で争えたら。気持ちだけは高くもって、冷静に自分を分析しながら戦えたらと思います」。不安とともに「ワクワクもある」と気持ちを高ぶらせ、24歳が待ちわびたリスタートを切る。(北海道北広島市/塚田達也)

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