ニュース

国内女子ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップの最新ゴルフニュースをお届け

“集中力マックス”で地元V 小祝さくら「ガッツポーズはしたいけど…」

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日(9日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)◇晴れ(観衆2086人)

世界ランキング69位で2023年を迎えた小祝さくらは、今季前半の目標に今週の海外メジャー「全米女子オープン」(カリフォルニア州・ペブルビーチゴルフリンクス)の出場を思い描いていた。

<< 下に続く >>

国内女子ツアー第2戦、第3戦で連続3位に入るなど、ここまでの出場18試合で5度のトップ10入りをした。しかし、4度の予選落ちなどが響き、出場が決まる7月3日時点で88位。出場するには同ランク75位以内に入る必要があった。「ペブルビーチに行ってみたい気持ちはあった」と振り返った。

そんな悔しさを胸に臨んだ今大会で、念願の地元・北海道で優勝を飾った。「(ランクで)入らなかったのはもうしょうがないって。切り替えられた」と単独首位で迎えた最終日は、トップを一度も譲らないまま後続に3打差をつける通算12アンダーで逃げ切った。

同じ北海道出身の菊地絵理香宮澤美咲と4日間同組。笑顔でスタートした前半はスコアを1つ伸ばして2打あった差を4打にして折り返した。「終盤3ホールは難しいから最低でもパーを取る」と出た後半は14番パー3でボギーを喫して2打差に。「スコアボードが無くて、3打差だと思っていた」と連続ボギーだけは注意していた。

「15番のティショットでキャディさんからも『ここは集中しないとダメ』って言われて。集中力マックスで打った」とターニングポイントを振り返る。

ショットを前に心の中で「集中」と唱えて自分に言い聞かせるだけではあるが、「なぜか上がるんです」とプロ2年目から試してきた自己流の戦略で乗り切った。17番(パー3)で6mのバーディパットを沈め、3バーディ、2ボギーの「71」。ツアー9勝目を手にした。

ずっと目標にしてきた地元Vは「実感がまだ湧かない」。ホールアウト後は小さく右手をキャップのつばに寄せてギャラリーの歓声に応えたリアクションも、「ガッツポーズとかしたい気持ちはあるけど、いきなりやってもおかしいかな」と照れ笑った。

今季38試合の女子ツアーもこれで前半戦が終了。1週をおいて始まる後半戦へ向けて「(国内)メジャー大会と、あと3試合ある地元での2勝目も目標に頑張りたいです」。憧れのペブルビーチには行けなかったが、「いつか行けるように、チャレンジしたいです」と誓いも立てた。(札幌市南区/石井操)

関連リンク

2023年 ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!