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「Tシャツ短パンOKのゴルフ場がもっと増えれば」 石川遼が提案したいドレスコード

カリフォルニアのアパレルブランド、トラヴィスマシュー(TravisMathew)のイベント「ROUND with TRAVISMATHEW」が7月6日に千葉県のゴルフ場で行われた。

同ブランドのファン約60人が全国から集結。同社のウェアを身にまとったゴルファーが、スクランブル方式でプレーしながら思い思いのコーディネートを楽しんだ。

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日本に上陸して3年目の同ブランドにとって初の単独イベント。トラヴィスマシューのウェアを試合で着用する男子プロゴルファーの石川遼が、「開幕戦の前からアイデアを練ってきました」と企画段階から参画してきた。

「トラヴィスマシューらしい世界観を体験してもらえれば」と石川が言う当日のドレスコードは、“Tシャツ、短パン、裾出しOK”とまさにカジュアルなスタイルだ。

スタートホール背後のテラスに置かれたDJブースから音楽が流れ、ラウンド後にはそのテラス席でバーべーキューをしながらビールを飲むなどゴルフ場内とは思えない雰囲気に。この日は天気もよくさわやかな風が吹き、まさに同ブランドの本拠地であるカリフォルニア・ハンティントンビーチの空気が流れていた。

イベント参加者のウェアを見ると、Tシャツ、短パン、ショートソックス、裾出しはもちろん、そのままゴルフ場の外に出て行けそうな“街着”に近い格好が多かった。

石川も淡い色の麻生地シャツの裾を出し、コーデュロイの短パンは短めとかなりカジュアル。「ツアーだと普段は裾がもっと締まっているものを着ますから、こうしたウェアは普段着られないのですごく新鮮。シャツを出したほうが涼しく見えますよね」と慣れないスタイルも着こなしているのはさすが。

今回の企画の狙いをプロデューサー(?)の石川に尋ねると、「若い人たちを中心にゴルフ人口が増えていて、そうした人たちにゴルフをより身近に感じてほしいという希望を込めてドレスコードも考えました」と切り出した。

「若い人が服装を気にせず気軽に来られるようなゴルフ場があっていいし、日本はそうしたゴルフ場が圧倒的に少ないと思うんです。もちろん世界を見渡してもTシャツで入れないゴルフ場は沢山ありますけど、一方でカジュアルなウェアでも入れるゴルフ場はいっぱいある」

「日本でもTシャツではないにしても、もうちょっとゴルフをカジュアルに楽しむ文化を作りたくて…。若いゴルファーが増えてきている今だからこそ特にそう思うんです」と語った。

これは業界の垣根を越えた問題なのは石川も承知している。「すごい勢いでアパレルブランドが増えていますけど、ちゃんと導線を作っていかないとこの勢いは続かないと思うんです。アパレルを買って、みんなどうしたいのかといったら、やはりゴルフ場に行きたいわけで、やっぱりカッコいいアパレルを着られる場所がないと」

「シャツを全部入れなきゃいけないとか、ベルトしなきゃいけないとか、長ズボンを履かなきゃいけないとか“オシャレ”が限られるケースが多くて、それはアパレル業界としても良くない。ゴルフ場側も若い人に合わせたある程度のルール作りがこれから課題になるでしょうし、同時に進めていきたい問題だと思っています」

ラウンド後のファンサービスでは、黒いTシャツに着替えて1時間にも及ぶショットの実演解説も実施。ファンは“石川のおもてなし”を楽しんだ一日となった。

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