ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ スコア
2023年 ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ
期間:07/06〜07/09 場所:真駒内CC空沼コース(北海道)
独自理論「2アンダー最強説」 アマチュア都玲華が優勝争いに挑む
◇国内女子◇ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ 3日目(8日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)◇晴れ(観衆1556人)
19歳のアマチュア都玲華(みやこ・れいか)が首位と5打差4位で最終日に臨む。3打差4位でスタートしたムービングデーは、2バーディ、2ボギーの「72」と伸ばせなかったものの、ギリギリ上位に食らいついた。
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都の中に「2アンダー最強説」がある。「精神的にも技術的にも総合して、いまの私にはどの試合も1日2アンダーを目指すくらいがちょうどいい」。自分の現状を分析したもので、順位ばかり気にして「大会初日にずっこけるタイプ」がそうならないよう、独自の理屈でメンタルをコントロールする。今週は初日「70」で6位発進、2日目「68」で上々の予選通過を決めたが、この日は「ショットのアドレスに違和感があって、そこがなかなか解消できなかった」と“目標”に届かなかった。
今大会のキャディは52歳の父・英樹さんにお願いした。ゴルフを始めるきっかけをくれて「基本的にしゃべらないけど、流れが悪くなりそうなときは『まだあるから』とかプラス思考の言葉をかけてくれる」という心強い存在だ。
国内女子ツアーは今週で半分の19試合を終えるが、アマチュアのトップ10が1度もない。古江彩佳が「富士通レディース」で史上7人目のアマチュア優勝を飾った19年以降、コロナ禍で開催14戦だった20年(3戦目「ニトリレディス」で小倉彩愛が9位)を含めて、前半戦で0人となれば初めてだ。
「ガツガツ攻めるだけではだめだと思うので、しっかり守るところは守って、攻めるところは攻めて」。トップと5打差の最終日。アマチュアがそろそろ飛び出しておかしくないタイミングで、都が躍進を狙う。(札幌市南区/石井操)
【アマチュアのツアー優勝】
1973年「トヨトミレディス」 清元登子
2003年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」 宮里藍
2012年「サントリーレディス」 キム・ヒョージュ
2014年「KKT杯バンテリンレディス」 勝みなみ
2016年「日本女子オープン」 畑岡奈紗
2018年「センチュリー21レディス」 K.ギルマン
2019年「富士通レディース」 古江彩佳