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初シードシーズンのスランプ 尾関彩美悠は旧アイアンと新パターで復調へ

◇国内女子◇ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日(6日)◇真駒内CC空沼コース (北海道)◇6611yd(パー72)◇雲り時々雨(観衆893人)

昨季ツアー初勝利を飾り、初シードを手にした尾関彩美悠が今季初のトップ10発進を切った。ここまで出場18試合で予選落ち13回。トップ10も開幕第3戦「Tポイント×ENEOS」3位だけと、不振にあえぐ20歳が復調のきっかけをつかめるか。

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基本的に「クラブをコロコロと変えるのはあまり好きじゃない」タイプが、シーズン中にアイアンを変えたのが迷走の始まりだった。挑戦心もあり「シャフト、ヘッド、全部変えて。5週間ほど色んなアイアンを試してた。でも、新しいクラブだからか、試合になると自信なくなって、曲がっちゃって」。短期間で3セットも試した。「最初はチャレンジしているから大丈夫と思っていたけど、予選落ちが気になりだして」。6月初旬「リシャール・ミル ヨネックスレディス」から昨季初優勝をつかんだアイアンに戻し、上向いてきた。

この日は、今大会から投入したパターがハマった。マレット型からピン型へ。「今週は特に芝目があるので、しっかり打てるタイプ。前のより少しヘッドの重さを軽くして、しっかりフィッティングできるようにしました」。入れたい2mのバーディチャンスは沈め、ボギーも打たずに「69」で回り、表情も明るい。

やっと芽生えた手応えを、確かな自信に変えたい。「普通にコースがすごく難しいので、しっかりマネジメントして、上位で終われるように頑張りたい」。初優勝は昨年9月、同学年の川崎春花が「日本女子プロ選手権」で初優勝した翌週「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」で飾った。前週に初優勝した櫻井心那も同学年。よく似た流れに再び乗って、トンネル脱出をはかる。 (札幌市南区/石井操)

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