資生堂 レディスオープン 初日リーダーボード
2023年 資生堂 レディスオープン
期間:06/29〜07/02 場所:戸塚CC西コース(神奈川)
7年ぶりのタッグで飛距離13yd増 宮田成華が戻った「原点」
◇国内女子◇資生堂レディスオープン 初日(29日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇晴れ(観衆4097人)
昨季はツアー出場9試合で予選落ち8回。今季ツアー出場権を争う最終QTも66位に終わった宮田成華がオフに頼ったのは、中学、高校時代の6年間指導を受けていた坂詰和久コーチだった。「ショットに悩んでいたので原点に戻ろう」。アマチュアの馬場咲希(代々木高)らも指導する坂詰氏の元を訪ねた。
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上体が激しく動き、手打ち気味になっていたスイングを指摘された。「手の動きを抑えて、体で動くのを意識するようになって飛距離も戻ってきた。方向性も安定するようになってきた」。2020-21年シーズンのドライビングディスタンスは245.50yd、22年が242.21yd。今季はここまでのツアー5試合で255.11ydと飛距離はアップした。「飛ばしたいというよりも振れなくなるのが嫌。緩まないように、手先に頼らずボディターンを意識している」
10番から出たこの日は13番(パー5)で最初のバーディを奪うと、15番では150yd、9Iの2打目が直接入りショットインイーグルでスコアを伸ばした。後半も2バーディを追加して1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」。ペ・ソンウ(韓国)と並んで首位タイで滑り出した。初日のドライビングディスタンスは263.500ydでフィールド2位だった。
4度目の挑戦となった2019年のプロテストで合格。同期から山下美夢有、西村優菜、吉田優利らがすでにトップにのし上がった。「やっぱり年齢的にもそろそろ中堅だと思っているので、少なからず焦りは感じている」。今年11月に26歳になることも、初優勝を渇望する理由のひとつだ。
この日の最高気温は30.9度と、体力と集中力を奪う暑さも警戒する。「4日間長いので、一日一日を大事に。暑いので気を抜かないようにしながら集中力を保てたら」と残る54ホールを見据えた。(横浜市旭区/内山孝志朗)