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7年ぶりのタッグで飛距離13yd増 宮田成華が戻った「原点」

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 初日(29日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)◇晴れ(観衆4097人)

昨季はツアー出場9試合で予選落ち8回。今季ツアー出場権を争う最終QTも66位に終わった宮田成華がオフに頼ったのは、中学、高校時代の6年間指導を受けていた坂詰和久コーチだった。「ショットに悩んでいたので原点に戻ろう」。アマチュアの馬場咲希(代々木高)らも指導する坂詰氏の元を訪ねた。

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上体が激しく動き、手打ち気味になっていたスイングを指摘された。「手の動きを抑えて、体で動くのを意識するようになって飛距離も戻ってきた。方向性も安定するようになってきた」。2020-21年シーズンのドライビングディスタンスは245.50yd、22年が242.21yd。今季はここまでのツアー5試合で255.11ydと飛距離はアップした。「飛ばしたいというよりも振れなくなるのが嫌。緩まないように、手先に頼らずボディターンを意識している」

10番から出たこの日は13番(パー5)で最初のバーディを奪うと、15番では150yd、9Iの2打目が直接入りショットインイーグルでスコアを伸ばした。後半も2バーディを追加して1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」。ペ・ソンウ(韓国)と並んで首位タイで滑り出した。初日のドライビングディスタンスは263.500ydでフィールド2位だった。

4度目の挑戦となった2019年のプロテストで合格。同期から山下美夢有西村優菜吉田優利らがすでにトップにのし上がった。「やっぱり年齢的にもそろそろ中堅だと思っているので、少なからず焦りは感じている」。今年11月に26歳になることも、初優勝を渇望する理由のひとつだ。

この日の最高気温は30.9度と、体力と集中力を奪う暑さも警戒する。「4日間長いので、一日一日を大事に。暑いので気を抜かないようにしながら集中力を保てたら」と残る54ホールを見据えた。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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