「完璧なゴルフ」 佐久間朱莉が初Vへ2位浮上
2023年 リゾートトラスト レディス
期間:05/25〜05/28 場所:グランディ浜名湖GC(静岡)
新垣比菜が3度目のエース達成「イメージ通り」
◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 2日目(26日)◇グランディ浜名湖GC(静岡)◇6500yd(パー72)◇晴れ(観衆2567人)
1バーディ、1ボギーで迎えた前半の15番(パー3/152yd)。7番アイアンで抑え気味に振り抜いたティショットを、新垣比菜はこう振り返る。「いい感じに風に乗った。ピン手前に落ちて、『(奥に)行っちゃう』と思いながら見ていたら(ボールが)見えなくなった」
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ギャラリーの入退場口やクラブハウスから最も近いホールだったこともあり、グリーンを囲んでいた多くのギャラリーから大歓声が上がった。2021年「ニトリレディス」以来、ツアーで3回目のエースを達成。「うれしかった。イメージ通りに打てた」と満足気に振り返った。
「次のホールがパー5だったので、しっかりバーディを狙いたかったけど…」。続く16番(パー5)ではティショットを左に曲げてパーで切り抜けた。「気持ちが浮いちゃっていたので、『落ち着いてやらないと』と思った」と気を引き締め直し、後半はノーボギーの3バーディでスコアを伸ばした。
25位から出て、1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」。4週前「パナソニックオープンレディース」の最終日に並ぶ今季ベストタイのスコアをマークして、首位の岩井千怜と5打差の通算7アンダー6位に浮上した。
ホールインワン賞として全てのパー3に賞金800万円がかけられている今大会だが、惜しくも対象は最終日のみ。しかし、主催者の意向により賞金50万円が贈られた。「(最終日も)入ったら最高ですね」と笑みを浮かべた。
疲労から来た腰痛の影響で、コンパクトの振るようにしたスイングが今週は奏功している。「ボールとのコンタクトが良くなって、良い感触になっている」。好調のショットを武器に、18年「サイバーエージェント レディス」以来のツアー2勝目を目指して決勝ラウンドに臨む。(静岡県浜松市/内山孝志朗)