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気分はネリー? 馬場咲希「ちょっと恥ずかしい」サンバイザー

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 3日目(6日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)◇晴れ(観衆7164人)

馬場咲希(東京都・代々木高)にとっては珍しい、父・哲也さんに決勝ラウンドでの着用を勧められたというサンバイザー。「ちょっと恥ずかしい」とはにかんだが、かねて憧れの選手に挙げる米ツアー8勝のネリー・コルダと同じ“お団子ヘア”に髪をまとめ、気合十分で登場した。

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それでも、強風が吹き抜けるメジャーセッティングは18歳に次々と試練を与え続ける。29位で進んだ3日目は1バーディ、6ボギーで連日の「77」とし、通算12オーバーの33位に後退。不調のショットは、2日目にクラブを短く握るなどの工夫をこらして「振り切れるようになった」と復調気配を漂わせたが、「初日の感じにちょっと戻ってしまった」と振り返る。「応急処置で2日間は続かない。仕方がないですね」と表情を曇らせた。

なかなかチャンスを作れないラウンドで、特に「バンカーショットがすごくダメ」と自らを戒めた。後半11番、12番(パー5)、15番(パー3)では、いずれもバンカー絡みでボギーを重ねたもの。「(ヘッドを)深く入れてしまうイメージもあるし、(ボールを)直接打ってしまうイメージもあった。打つのが怖くて不安な気持ちがあるから、うまくいかない」と、スコアメークに苦しむ一因となった。

ようやく気分が晴れたのは終盤17番(パー5)から。残り210ydを5番アイアンでピン右7mに2オンし、「ボールに当てることだけを意識して、いいショットが打てて気持ちを切り替えられた」。イーグルは惜しくも逃しながらも初バーディを奪う。続く18番では、グリーン左手前バンカーからの3打目を2.5mに寄せて、1パットのパーセーブにガッツポーズ。「最後にバンカーからセーブできて良かった」と笑顔で終盤のプレーを振り返った。

「この3日間はすごく難しいコンディション。スコアは良くないけれど、すごく楽しくラウンドができている。風も強いので、それを考えるのも楽しい」と表情を緩ませる。風に加えて雨予報が出ている最終日も、過酷なセッティングを存分に楽しんで国内メジャー初戦を締めくくりたい。(茨城県つくばみらい市/塚田達也)

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