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強風に「この番手でいいのか…」 小祝が迷い断ち切り「68」

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(5日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)

初日のアンダーパー4人というメジャー仕様の難セッティングに加え、大会2日目は風が猛威を奮った。正午前から強まった風は最終盤の午後6時には瞬間最大13.9m/s。スコアを落とす選手が続出した午後組で、小祝さくらがただ一人、スコアを伸ばした。しかも、5バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「68」。イーブンパーにスコアを戻し、42位から一気に2位に浮上した。

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「アンダーでプレー出来たらいいな」と思いながら出た前半は、2番でグリーン奥バンカーから放り込んだ。5番で5m、6番で3mを入れ、8番(パー3)は6Iでピン右奥2mにつけ、アウトを32で駆け抜けた。

「ここ最近、いいゴルフができていないことが多かったので自信がない感じがすごくあって。今週は自信を持ってプレーしようというのをテーマにやっています」。今季は3月の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」「Tポイント×ENEOS」で3位に入ったが、出場9試合で前週「パナソニックオープンレディース」を含め、予選落ちを4回も喫した。

前日より、ショットが切れた。「コーチから言われていたけど忘れていた」というテークバックを見直した。「上げたときにクラブがインサイドに入りがちで、ショットがブレていた感じがあった。真っすぐ、レイドオフを意識して今日はプレーしました」と調整したという。

下りラインが待つピン奥につければ、スティンプメーター13.5フィートという高速グリーンでスコアを落とす危険が高まる。おまけに強風で「フォローが強すぎてピンから40ydマイナスや、エッジから20yd手前に打たないといけないホールが結構あった。その時は本当にこの番手でいいのか不安になった」とこぼす。それでも、しっかり振り抜いてスコアメークにつなげた。

「調子が悪い時はいろいろと考えすぎちゃうけど、ダメな時だからこそ分かる修正点や直した方がいいことに気付ける。ある意味、それに気付けるチャンスだなとポジティブに捉えるようにしています」。ほんわか口調の裏に潜む、ポジティブ思考。週末はさらなる天候悪化も予想されるが、ツアー9勝目を初のメジャータイトルで飾る力は、もう持っている。(茨城県つくばみらい市/石井操)

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