関東近郊とあり大勢のギャラリーが来場。天候にも恵まれた

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 初日(4日)◇茨城GC西コース◇6780yd(パー72)

大会観客動員を2019年以来の無制限にして開幕した今季国内メジャー初戦。大型連休の初日と重なったこの日は、茨城ゴルフ倶楽部に1万2001人のギャラリーが訪れた。ツアー制施行後の1988年以降、初日に限ると17年大会の1万3097人に次ぐ歴代2番目の多さ。直近で1万人を超えたのは、1万6091人を動員した19年「日本女子オープン」最終日以来となる。

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上田桃子ら前半組が続々とハーフターンをした午前中から、練習場付近の男子トイレには40人ほどが並ぶ大行列。午前7時20分にインコースから出た青木瀬令奈は「ゴールデンウイークというのと、今年は入場制限がないこともあると思うけど、コロナ禍で興味とかゴルフ人口が増えたのかな？ 今年は多いと思います」と実感を込める。後半組の午前11時50分に出た吉田優利も「1万人を超える人が休みにも関わらず来てくださるのは純粋にゴルファーとしてうれしい。自分も頑張ろうと思える理由になる」と喜びをあらわにした。

初日をアンダーパーでプレーした選手は4人だけだった

初日に1万人を超えた前回の17年大会は、レキシー・トンプソンがディフェンディングチャンピオンとして来日したほか、“セクシークイーン”として注目を集めたアン・シネ(韓国)の国内ツアーデビュー戦と重なった年。今年も6年前と同じく初日から最終日まで休日となり、4日間を通して4万1484人（17年）の大会記録更新への期待も高まる。

5月4日は自然に感謝して豊かな心を育む日として制定された「みどりの日」。拍手のみならず歓声による熱気が会場を包み込み、万緑のコースをいっそう華やかに彩った。 (茨城県つくばみらい市／石井操)

夕方まで多くのギャラリーが残った