吉田優利の妹の吉田鈴はアマチュアでただひとり、決勝ラウンドに進出した

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目(15日)◇熊本空港CC（熊本県）◇6623yd（パー72）

アマチュアの吉田鈴がトップと5打差の3アンダー7位で最終日に臨む。初日に「71」で回り、大会2日目は5バーディ、3ボギーの「70」でプレー。3人出場のアマチュアでただひとり、予選通過を果たして決勝ラウンド進出となった。

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今大会は3度目の出場で、前年の22年大会も決勝まで残って1オーバー32位タイに入り、ローアマを獲得した。コース自体は「得意かな」と好イメージを持って臨めているという。

2週前の「オーガスタナショナル女子アマチュア」(3月29日開幕／ジョージア州)では最終ラウンドに進出できずに帰国したが、今大会までの短い期間で課題を明確にしてきた。

「技術というよりは考え方で、集中力とか目に見えない部分を。きょうは上田桃子さんと同組で緊張したけど、観客もいる中で自分のプレーに集中してスコアをまとめられたのは去年より成長したかな」

残り18ホール

この日は前半5番で10m、6番は4mを沈めて連続バーディを奪い、7番は110ydをPWで1.5mにつけて3連続バーディを奪取した。この日の最難関ホールとなった8番(実測値182yd)ではアゲンストの風に7Wで挑むも流されて左サイドのサブグリーンに落としてオーバーパーのピンチにしたが、58度でピンそば3m弱につけてパーセーブ。最終18番(パー5)は80ydを58度で8mに乗せたのを入れてバーディ締めにした。

「有難いことに推薦をもらえて、いい位置にいようと思っていた。トップ10に入れていれば、一歩変われば優勝争いが出来る位置。そこをクリアしようと、意識していました」。残り18ホール、「まずはトップ10」と意気込んだ。(熊本県菊陽町／石井操)