国内女子ツアー メルセデスランキング
2023年 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
期間:04/07〜04/09 場所:花屋敷GCよかわコース(兵庫)
「ボールが見えない」 ささきしょうこ初のメガネも無念の棄権
◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 2日目(8日)◇花屋敷GC よかわコース (兵庫)◇6435yd(パー72)
年間レースで未勝利ながらもトップを走る、ささきしょうこが前半4番を終えて棄権した。「火曜日から目の充血があって、先週も扁桃腺が腫れた。花粉症もある。毎年この時期は体調を崩すことが多かった」と説明した。
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「両目の左右とも花粉症のアレルギー。右はコンタクトで角膜に傷も入っている。その流れで結膜炎になって、腫れが収まらない」。これまではコンタクトレンズを着用してきたが、今週はキャリア233試合目で初めてメガネをかけてプレーした。
「今年は成績が良かった分、少しでも粘って、目薬をさしながらいけるかなと思った。でも、コンタクトとメガネの差もあって、ボールが見えない。当たらない。距離感がわからない」と“三重苦”だった。
出だし1番、2番でボギーをたたき、3番はパー。4番はグリーン手前のバンカーに入れ、1.5mのパーパットも外してボギーをたたいた。「メガネを2種類作りました。遠くが見える用と、近くが見える用を作ったが、それでもやっぱり…」。プレー中は何度もメガネを付け替えたが、為す術がなかった。
「メガネの度もきつくて頭も痛くなって。なるべく(メルセデス)ポイント取りたかったが、このまま続けるのは危ない」
今季5戦でトップ5が3度と好調をキープ。前週「ヤマハレディース」もプレーオフで惜敗した。地元・兵庫の声援を背に2018年「三菱電機レディス」以来となる優勝を目指していたが、厳しい表情で帰りの車に乗り込んだ。(兵庫県三木市/玉木充)