長年の悩みと決別 藤田光里がオフに手術「やって良かった」
女子プロゴルファーの藤田光里が10日、横浜市のパシフィコ横浜で行われたジャパンゴルフフェアに参加。契約を結ぶキャロウェイゴルフのイベント後に取材に応じ、新シーズンに向けた抱負を語った。
レギュラーツアーへの復帰を誓って臨んだ昨季は、開幕直後に負った左足付け根の肉離れのけがに苦しんだ。QTファイナルステージも52位で終え、今季の主戦場も下部ステップアップツアーとなるが、「逆に去年のファイナルQTに間に合っていけたということが私の中ではすごく大きかった。けがをしてからの目標がそこ(ファイナルQT)に変わって、それがクリアできたので」と前向きにとらえている。
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「新しいことをやるのではなく、確認の方が多かった」と話す今オフには、ドライバーの見直しを図った。「クラブを替えるのは慎重派」と語る藤田がスイッチしたのは、同社の最新作「パラダイム トリプルダイヤモンド」だ。
「試打させてもらって、すぐ替えた。最初の方は(ドライバーを)2本持ってラウンドしていたんですけど、結構すんなり替えられた。今はもうパラダイム1本で」と新しい“相棒”に早くも全幅の信頼を置いている。
また、「ちょっとずつ、ちょっとずつ気になり始めた。高校を卒業した時くらいから気になっていた」と言う眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術を行ったことも自身のSNSで明かした。
「目を開けにくい感じがあって、一生懸命まばたきをしないといけなかった時があった。昔から悩んでいたけど、なかなか(手術を)する機会がなかったので、今年の露出の仕事が終わってからしてみようと。やって良かった」と視界は良好だ。
3月16日開幕の「大王海運レディスオープン」で新シーズンのスタートを切る。「ステップアップで優勝を目指して、またレギュラーツアーに戻れるように頑張りたい」と“大目標”を掲げながらも、「まずは、けがをしないことが一番。良い意味で期待しすぎないで、謙虚にプレーできたら」。プロ11年目は元気に戦い抜く。(編集部・内山孝志朗)