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史上初の双子優勝はお預け 岩井明愛は1打足りず

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(16日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6689yd(パー72)

最終組の1つ前でプレーした岩井明愛は7バーディ「65」で回り、通算15アンダーとしてクラブハウスリーダーになった。しかし、後続組の古江彩佳が最終18番でバーディを獲って、1打足りずに敗退。「悔しいですね」と正直に吐露した。

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5打差5位から出て、1番(パー5)でバーディを奪ってスタートダッシュすると、3番、5番でもバーディを奪取した。8番(パー3)、9番もバーディとし、3連続とした10番(パー5)で古江を捉えた。

8月に2勝を挙げた岩井千怜との史上初めての双子優勝が期待される中、「きょうも自分のゴルフをするだけだなって」。優勝を意識せずプレーすることを心掛けたが、15番で7つ目のバーディを奪い、続く16番で「ちょうど(リーダー)ボードがあって、目に入っちゃった」と平常心を失い、バーディパットを外した。

ホールアウト後に古江のプレーを見届け「やっぱり最終ホールで『決めて優勝』っていうパットをきちんと入れてくるのはさすがだなと思いました」。先輩プロの勝負強さをたたえた。

2位に入ったことでメルセデスランキング120ptが加算され、53位からシード圏内の42位に浮上した。「(上位35人が出場できる日本開催の米ツアー)TOTOジャパンクラシックに出たかったけど、優勝しかなかったので仕方ないですね。こういうところで自分もプレーできるんだなって自信になったので、来週からまた頑張りたい」と必死に前を向いた。(千葉市緑区/石井操)

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