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「勝てれば何でもいい」永井花奈は意識改革でピンをデッドに

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 2日目(8日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72)

初優勝、そして唯一のタイトルを手にしたのは2017年の「樋口久子 三菱電機レディス」。単独首位で迎えた3日間大会の日曜日は、大雨が降り続いた影響で中止になり、最終ラウンドを回らずして白星が転がり込んだ。次こそは予定のホール数を完遂して勝ちたい――。永井花奈のそんな願いは、5年経って変わった。

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「最近、思うんです。勝てれば何でもいい。3日間でも4日間でも、短縮(競技)でも良いから勝ちたい気持ちです!」

今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」をきっかけに持ち球を変え、フェーダーとして過ごしているシーズンも終盤戦に入った。3週前の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」を4位で終えたことでメルセデスランキングを35位に上げ、シード確保に大きく前進。目標は今一度、待望の2勝目になった。

最近は予選落ちをした週も中継を観る。「優勝争いをしている人はめちゃくちゃピンを狙う。誘っているピンでも狙う。自分は狙えていない」と感じた。「攻めていくしかないなと。守りそうなところも頑張って攻めてみようかな」。意識を変え、この日はマウンドの奥に切られたカップも怖がらずにクラブを振った。1日で回った27ホールで、7バーディ、1ボギー(第2ラウンドは5バーディ、1ボギー「68」)。「ピンをデッドに狙ってみようというシチュエーションが多かった。自分ではギリギリを攻めた感じ」と結果に胸を張った。

二十歳前後の若手の勢いがすさまじい。「私がルーキーのときよりも技術も勢いもある選手たち」と称賛しつつ、今ある自分も認めている。「そこには戻れないものと思っている。(自分には)怖くなって、打てないショットもある。(悪い記憶が)蓄積されても仕方がない。それを乗り越えて、優勝争いや優勝ができるように頑張りたいなって思います」

通算7アンダー、暫定4位で迎える日曜日の朝は、薄い雲の向こうに富士山も望めそう。覚悟は決まっている。(静岡県裾野市/桂川洋一)

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2022年 スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント



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