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アマチュア優勝のチャンスから丸1年 佐藤心結を勇気づけた宮里藍さんの言葉

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前情報(6日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72)

快挙にあと一歩に迫った瞬間からの1年は濃密だった。佐藤心結は昨年、明秀学園日立高(茨城)の3年生として臨んだ本大会で4人によるプレーオフで渋野日向子の前に敗退。2019年「富士通レディース」の古江彩佳以来となるアマチュア優勝を逃して涙した。

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プロ1年生になった今季は開幕5試合のうち4戦で決勝ラウンド進出と、滑り出しこそ上々だったが、4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」から7大会続けて予選落ち。「ミスが重なって自信がなくなってしまった。試合のたびに不安。『優勝するぞ』という気持ちより、予選のカットラインをいつも気にしてばかりで、目標が一気に低くなってしまっていた」と消極的な姿勢は技術面にも悪影響を及ぼした。

復調のきっかけは5月の「ブリヂストンレディスオープン」にあった。米女子ツアー9勝の宮里藍さんによるトークセッション。「自分では藍さんはスランプも経験していないイメージがあったが、藍さんも予選を通過できず、苦しんだ時期があったと聞き、『誰にでもそういう時期はあるんだ』と思って。『待っていても変わるわけではない。自分から行動しないといけない』と気づかされました」。視界が開け、翌週の「リゾートトラストレディス」で約2カ月ぶりに予選を通過。その後、2回のトップ5入りを決めた。

前週の「日本女子オープン」は4位で予選を通過しながら、週末に「77」「81」をたたいて51位に終わった。「決勝ラウンドでリズムが悪くなってしまった」という失望感は今週、練習とコースが拭い去ってくれている。事前ラウンドを通じて「意外と鮮明に覚えているところが多い」と思った。「特に18番、最終日の“右奥ピン”は一番に記憶の残るホール。雰囲気がまた味わえそうでワクワクしていました」

ここまでシーズンの全30試合に出場している。心身に溜まる疲労以上にプレーできる喜びが大きい。「アマチュアとして出場させていただいたこの大会に、プロとして戻ってこられたことをうれしく思います。リベンジを果たしたい思いは強い」と背筋を伸ばした。(静岡県裾野市/桂川洋一)

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