日本女子オープン<テレビ放送予定>
2022年 日本女子オープンゴルフ選手権
期間:09/29〜10/02 場所:紫CCすみれコース(千葉)
緊張のチャンピオンズディナー乗り越え…勝みなみは「挑戦者」の姿勢で大会連覇へ
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 事前(28日)◇紫CCすみれコース (千葉)◇6839yd(パー72)
前年優勝者の勝みなみは開幕2日前の27日、優勝者だけが集うチャンピオンズディナーに出席した。初代王者の樋口久子をはじめ、日蔭温子、谷福美、服部道子、塩谷育代、高村亜紀、高又順、不動裕理らレジェンドや大会関係者らの前で行った乾杯の挨拶は「めっちゃ緊張して。何を言ったのかあまり覚えてないし、頭真っ白に」。コロナ禍で3年ぶりの開催だったこともあり、2020年大会覇者の原英莉花も「巻き込んで」その場を乗り越えたという。
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烏山城CC(栃木)で行われた前年大会は6打差をつけて圧勝したが、「必死だった」と振り返る。紫CCすみれコース (千葉)に舞台を移した今大会は「挑戦者」の姿勢で臨むという。連覇に挑戦できるのは1人だけ。「連覇は特別なもの。去年のような優勝の景色を見たい」と意気込んだ。
勝が「ザ・メジャー」と表現するコースは、ラフが長く、グリーンは硬さを示すコンパクションが24、速さを示すスティンプメーターが11フィートというタフなコンディション。「バンカーが硬めで、バウンスが入りづらく、距離がつかみづらい印象。(ボールを)下手にグリーン周りに行かせないこと」と傾向と対策を頭に入れた。
総距離がツアー史上最長ながら、ティショットで1Wを握らないホールも考えている。厳しいドッグレッグのホールなどでは刻むとし、今週は3Wを抜いて4UTを投入する。「ロングのセカンドやショートホールで奥にカップが切られていたら使うかも。あとは刻みたい時とか」。柔軟な思考で戦略を立てていく。
「とりあえず予選通過して決勝ラウンドにいくことを目標に。なるべく上位で通過して優勝争いができるように頑張りたい」。樋口久子、畑岡奈紗に次ぐ3人目の大会連覇へ向け、「過去の気持ちは忘れ」てメジャー2勝目を目指す。(千葉県野田市/石井操)