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原英莉花「腐らずに心折らずに前向きに」 3オーバーからカムバック

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 3日目(27日)◇小樽CC (北海道)◇6655yd(パー72)

完全優勝へ一歩前進した。原英莉花が5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」でプレー。前半4番までに3つ落としたが、7番から3連続バーディを奪うなど、通算9アンダーで首位を守った。

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「腐らずに心折らずに前向きにプレーできて良かった。とりあえずアンダーで回ることができた」と胸をなでおろした。

多くのギャラリーの視線を集める中、前半2番で3Wのティショットを左の池に落とすなどしてダブルボギー。4番パー3は3パットのボギーをたたいて3つスコアを落とした。

「このコースならダボは珍しくない。その後のホールで狙えるところあった。そこに向けて集中したい」と一時は2位に後退もすぐに気持ちを切り替えた。

そして7番パー3では5mにつけてバーディ。続く8番でも125ydから9Iで木の下を低く打って左横7mにつけて連続バーディ。9番パー5では2オンを狙い左手前のバンカーに入れるも、奥4mにつけて3連続バーディとカムバックに成功した。

2位に2打差をつけて迎える最終日。昨年11月「大王製紙エリエールレディス」以来、ツアー5勝目がかかる残り18ホールとなる。

「自分がどれだけバーディを獲れるか。つらいときにどうやって耐えるか。トップにいるのはマイナスに考えない」

ホールアウト後はすぐに練習場に直行し、日没まで感覚を確かめた。午後6時45分頃に取材を終えると、「おやすみなさ~い」と笑顔で締めくくり、難コースでの最後の戦いに備えた。(北海道小樽市/玉木充)

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