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「新しいゴルフへのチャレンジ」 柏原明日架が3年ぶりVへ2位ターン

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 2日目(29日)◇東急グランドオークGC(兵庫県)◇6616yd(パー72)

柏原明日架がボギーなしの6バーディ「66」をマークして、首位と4打差の2位で大会を折り返した。

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1番をパー、2番をバーディで滑り出してからは、8番までパーとバーディが交互にスコアカードへ刻まれる展開。「前半はリズム良く回れてターンできた」と振り返る。

後半は12番(パー3)でもスコアを伸ばすと、最終18番(パー5)もバーディで締めくくった。「いい上がりができた。1日を通して大きなピンチもなかったので、すごくいいテンポで回れた」と納得の表情だった。

「自分にとって“新しいゴルフ”へのチャレンジ」と位置付けるシーズン。球筋を変更するなど、2019年以来の勝利に向けていろいろなことに取り組んでいるというが、今季は4月「パナソニックレディース」での16位がベストフィニッシュ。直近4試合連続で予選落ちと調子を落としていた。「状態が良いのに結果につながらないと悩む時間も多かった」と葛藤を明かす。

1ラウンド当たりの平均パット数「29.0851」で12位につけるグリーン上では、今週もフィールド4位の「26」と強みをキープ。一方、シーズンでは苦戦が続くショットのスタッツが劇的に改善。「60.0304%」で80位のフェアウェイキープ率が「60.71%」(17/28)で9位、「59.1017%」で87位のパーオン率が「66.66%」(24/36)で8位と安定している。

前年大会に熱中症で無念の途中棄権を強いられた反省もプラスに働いている。今年も初日から晴天が続き、この日は31.7℃の真夏日を記録した。「寒さにも暑さにも結構弱い。去年の悔しい気持ちを生かして、自分の身体と相談しながらやっている」。ラウンド後の練習も早めに切り上げ、外が明るいうちから「無理やり」寝ることに努めているという。

兵庫県は「マスターズGCレディース」で直近の優勝を飾った思い入れの強い地でもある。「あと2日、面白い位置にいられたら」。3年ぶりの勝利に向けて、26歳が気持ちを奮い立たせた。(兵庫県加東市/内山孝志朗)

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