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飯島茜、ユニークなルーティンで完全復調

樋口久子IDC大塚家具レディス」初日を終えて、飯島茜が1イーグル、4バーディ、1ボギーの「67」をマーク。首位に2打差の5アンダー3位タイと、好スタートを切った。スタートホールの1番パー5、58ヤードの3打目を直接沈めてイーグルを奪い、その流れを切らすことなく最後まで走りきった。

9月は、ショットの不調にもがき苦しんだ。「日本女子プロ」から3試合連続の予選落ち。だが、「日本女子オープン」以後は安定して上位に食い込み、まるで別人のようなプレーを披露している。その一因となっているのが、10月の「富士通レディース」から取り入れたという独特のルーティンだ。

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グリップをトップで握り変えてしまうことでフェースがシャットになり、ボールも上がらず距離も合わなかったという飯島。その解決策として、これまでのオーバーラップ(右手小指を左手の中指と人差し指の間に添える)のグリップにインターロックのイメージを取り入れたという。インターロックは右手小指を左手の人差し指に絡ませるため、手とグリップとの一体感が強まる。「インターロックにすると握り変えることもないし、グリップも安定した」と、球筋も安定し始めた。

だが、初めてのインターロック挑戦は当然ながら違和感も大きい。そこで、まずインターロックで素振りをしてイメージを植え付け、ショットはオーバーラップのグリップに戻して打つ折衷案を試したところ、「変なボールが出なくなった」と効果は絶大。「今は自信を持てるルーティンになっている」と、ようやく本領を発揮し始めた。今季初勝利の可能性も、週を追うごとに高まっていると感じるほどの好調ぶりだ。

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2009年 樋口久子IDC大塚家具レディス



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