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上野菜々子が“お姉さん”から聞いたパッティングのコツ

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(21日)◇滝のCC(北海道)◇6560yd(パー72)

「私はずっとパターで悩んでいたが、解決策を自分で見つけることができなかった」

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上野菜々子青木瀬令奈に悩みを打ち明けたのが、2週前「ニッポンハムレディス」2日目の夜だ。自身から先輩を食事に誘い、グリーン上の悩みをぶつけた。

「前半戦の最終戦だったことと、後半戦に悩みながらやるのは良くないと思い、休みの期間を考える時間にしようと思った。青木さんには申し訳ないですが、『相談したいことがある』とお話を聞いた」

青木は平均パット数(パーオンホール)、平均パット数(1ラウンド当たり)でそれぞれ2位と、ツアーで指折りのパッティング巧者で知られる。

「感覚的なことで口で説明するのは難しいのですが、カップまでのラインをイメージしたときに打ち出しの直線のスピード感を意識されているというのを聞いた。完璧ではないが、自分なりにやってみたら良かった」

前週オープンウィークを経て、今週の火曜日(19日)にトライ。「自信がなくて不安なまま打つ」と前半戦は悪循環に陥っていたが、この日は6バーディ、1ボギーの「67」と結果につなげた。

ルーキーの上野にとって、ツアー3勝の青木は憧れの存在だ。「私がプロ入りするときに推薦状を書いてくださった。選手としてだけでなく、本当に人として尊敬できる“お姉さん”みたいな感じ」と感謝の気持ちを口にした。

開幕前日の20日には22歳の誕生日を迎えた。リランキング27位で参戦しているが、「1年間また健康に過ごせたら。毎日スコアが出るように一生懸命やっているだけ。あまり目標を細かくは立てていない」。控えめな目標を掲げながらも、表情を引き締めた。(札幌市南区/玉木充)

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