稲見萌寧がSNSでの誹謗中傷について思いを語った

◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(16日)◇袖ヶ浦CC新袖C（千葉）◇6563yd（パー72）

稲見萌寧は13日、自身のインスタグラムのストーリーズに「悪口、文句書くぐらいなら何も書かないでほしい。人の決めた目標を否定するのは良くない」と、SNSでの反応について持論をつづった。16日、投稿の背景について「自分のことじゃなくて、ほかの人の記事を見て(悪口が)書いてあって嫌だなって」と説明した。

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応援してくれる人の温かい言葉がある一方で、SNSでは冷たいコメントも目に付く。「アンチはつきものだし、ただただ知らずに言っている人はいる。自分は特に気にしないし、応援してくれる人がいてくれれば…」と複雑な思いを吐露した。

稲見が投稿した13日には、インターネット上の誹謗（ひぼう）中傷対策として侮辱罪の罰則を強化する改正刑法が成立した。

稲見は「ほかの女子プロ何人かとも話したけど、SNSでつぶやいたことがネットニュースになる」とネットとの向き合い方に気を付けていると強調した。

「ちょっと怖いなって。SNS系も相当考えて制御しながらしなきゃなーと。前々から(発信する怖さは)分かっていたし、言葉の使い方とか載せ方もちゃんとやっていたけど(今回は)嫌なものを見たので」

優勝→3位と好調をキープして今大会を迎えた

2週前の「リシャール・ミル ヨネックスレディス」を制し、前週の「宮里藍 サントリーレディス」も初日から上位争いに食い込んで3位で終えた。「『超絶、調子悪くてどうしよう』という感じは、今はない」と不振から脱し、表情は明るい。コースには「ティショットで打ちにくいところも」との印象を抱くが、「上位争いできたらいいな」と気持ちを高めた。(千葉市若葉区／石井操)