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“ぶっつけ本番”の握りが奏功 小祝さくら「69」で10位発進

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(9日)◇六甲国際GC(兵庫県)◇6527yd(パー72)

小祝さくらが5バーディ、2ボギーの「69」で回り、首位と4打差の10位で初日を終えた。

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「全米女子オープン」出場翌週の国内ツアー復帰はかなりの強行スケジュールだったが、初日が午後0時20分の遅いスタートだったため睡眠はしっかり取れたという。前夜は午後9時に就寝し、「三度寝、四度寝はいつものこと」と午前0時ごろと4時ごろに目を覚まし、最終的に朝8時に起きたときには「身体がバキバキだった」。日米での連戦はやはり身体にこたえていた。

出だし3ホールで2つのボギーをたたいたが、「ティショットが曲がったり当たりの薄いホールも多かったけど、後半からパターが良くなって巻き返せた」と立て直し、この日のボギーはこの2つにとどめた。

4番(パー5)ではアンラッキーに見舞われる場面も。フェアウェイからアイアンで放った3打目はカップにキャリーで直接飛び込んだが、ボールは勢い余ってカップから飛び出して15mも離れてしまった。「ボールに白い傷跡があって、ピンは赤なので直接入ったのかなと。“カコン”って音だったのでカップに弾かれちゃいました」。2パットで沈めてパーで切り抜けたものの「(きょうは)そういう運がなかった」と苦笑いも浮かべた。

一方で、グリーン上では本来の輝きを放った。「最近パッティングがひどかったので」と、“ぶっつけ本番”で試したクロスハンドグリップが功を奏した。6番(パー3)で「狙ったところにしっかり打ち出せた」と4mのバーディパットを沈めてエンジンが掛かり、続く7番からの12ホールで4つのバーディを重ねた。パット数は「27」と全体4位の数字を記録した。

首位は7アンダーで、今年も伸ばし合いの様相。「みんなスコアが出ているので、あしたもしっかり伸ばさないといけない。ショットが狙ったところに打ち出せれば大丈夫」。週末に向けてアクセルを踏み込んでいく。(神戸市北区/内山孝志朗)

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