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師匠・芹澤のアドバイスで「65」 林菜乃子が今季2度目の首位発進

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 初日(9日)◇六甲国際GC(兵庫県)◇6527yd(パー72)

林菜乃子がノーボギーの7バーディ「65」をマークして、3週前の「ブリヂストンレディス」以来となる今季2度目の首位発進を決めた。「バンカーにつかまってボギーになりそうなホールもあったけど、そこをうまくパーで切り抜けて流れを切らさなかったことが7バーディ獲れた一番の要因」と振り返った。

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アウトスタートのこの日、5番で4mのバーディパットを沈めると、続く6番(パー3)では125ydを9番アイアンで2mにつけて連続バーディとして勢いに乗った。3アンダーで折り返すと、後半では11番からの3連続を含む4バーディを重ねた。「65」はツアーでの自己ベストタイ。

11番では下り7m、13番は下り10mを流し込んだ。「今週は自分の好きなスピードと(グリーンの)硬さで思い切ってピンを狙っていこうと思っていたので、かみ合ってくれて良かった」。自身の感覚とグリーンコンディションがマッチしての好スコアに納得の表情を浮かべた。

今季は「ショットは良い状態が続いていたけど、パッティングのタッチが合わせられない試合もあった」と予選落ちが続き悩んだ時期もあったが、8日夜に師事する芹澤信雄に電話してアドバイスを仰いだ。今週のグリーンが好感触であることを伝えると、「自分のタッチを信じて思い切って狙ってこい」と背中を押され、果敢に攻めた。

前回の首位発進の時は「落としたくない気持ちとバーディを獲りたい気持ちが混ざってマネジメントを決めきれなかった。不甲斐なかった」と8位で終えたが、今週はその反省を生かす。「残り3日は思い切ってバーディを狙う。ベストを尽くして獲れるだけ獲りたい」。師匠のアドバイスに、結果で恩返しする。(神戸市北区/内山孝志朗)

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