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「勝つぞ」を抑えてクールダウン 西郷真央がメジャー制覇へリベンジ

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前(4日)◇茨城GC西コース◇6680yd(パー72)

試合中、自分のターンが来る前に頭の中で「集中」を唱えてクールダウン。今季7戦4勝を誇る西郷真央の強さは、この一瞬の間がポイントだ。

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「勝つぞと思ってプレーするより、目の前の一打に集中しないと勝つことは難しい」。そう痛感したきっかけのひとつが、昨年の本大会。首位と3打差からトップを追いかけた最終日に「75」とスコアを落として10位で終了した。

「最終組の1つ前で、本来気持ちよく回れてスコアを伸ばしやすい状況。すごくもったいない」と、初優勝を狙って肩に力が入りすぎていた。

勝負時こそ、気持ちの波を抑えて冷静に。「入れたいからこそ、やるべきことに集中しよう」と頭で唱えることが習慣になった。

「ショットに関しては技術が向上した感覚はない」と首をかしげたが、スタッツはもともとバランスよく上位につけていた。それでもリカバリー率(77、77% ※)、バウンスバック率(34.61% ※)とそれぞれここまで1位と昨年から大幅に改善した。

昨年はグリーンを外した時のボギーが課題だったが、「今年は手前からでもアプローチでも、ボギーが出づらいジャッジをするようになった」と冷静なマネジメントが結果につながった。

今季最初のメジャーは、リベンジとともに師匠からの期待もかかっている。3月「アクサレディス」で2勝目を挙げた後、師事する“ジャンボ”こと男子プロの尾崎将司から「メジャーを獲れるようになると、夢の海外ツアーにも近づく。そこに向かってまずは頑張れ」とはっぱをかけられた。

「より頑張ろうという気持ちは強いけど、いかに気持ちを切り替えてできるかが大事。全力で頑張りたい」と、心の奥底で静かに闘志を燃やしている。(茨城県つくばみらい市/谷口愛純)

※リカバリー率(パーオンしないホールでパーかそれより良いスコアを獲得する率)、バウンスバック率(ボギーかそれより悪いスコアとしたホールの直後のホールで、バーディかそれより良いスコアを獲得する率)

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