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荷物に忍ばせた黄色いスカート 藤田光里の「ゲン担ぎ」

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(21日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6447yd(パー71)

藤田光里にとって、今大会は初勝利を飾った思い出深い試合。7年前のことでも「最終日、こういう感情で打ったな」と記憶は鮮明に残っている。初めて出た2014年大会からこれまで出場した6回全てで予選通過。今年は「黄色いスカート」を荷物に忍ばせ、密かに期待を込める。

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2015年大会では紺色のシャツにレモン柄が入った黄色いスカートを着て初白星を上げ、5位で終えた2019年大会の際も上を紺、下を黄色のウェアで合わせた。「ゲン…を担げているか分からないけど、着られるように頑張りたい」

2018年に左ひじの手術を行った藤田は「2年ぐらい前からスイングを戻そうというか、改造してきた」が、「ちょっとどこか自信がないからなのか、早く(フェイスに)ボールを当てたいという気持ちが強くて切り返しが早くなる」。試合になると変わるショットのミート率を課題にしてきた。

QT52位の資格で臨む今季は前週のレギュラーツアー「KKT杯バンテリンレディス」と下部ツアー2試合に出場した。「自分の中では納得できるゴルフができてきているかな」と感触はいいが、結果に結び付けられていないのはもどかしいところ。「数字につながらないと意味はないけど、一打、一打良かったのが(最終的に)つながればいいかな」

好相性のコースでも「何回来ても難しい」。太平洋に囲まれる地形特有の風で番手はその都度変わり、「色んな顔を持っている」と言う。前年大会は172ydのみだった17番(パー3)のティイングエリアは、日によってもう一段階後ろに下がった180ydになる可能性があり、「どうしたらいいか分からないです」と苦笑する。「イメージはいいけど、メリハリがあるコース。自分もしっかり打っていければ」と気合を入れ直した。黄色いウェアのお披露目は予選2日間にかかっている。(静岡県伊東市/石井操)

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