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今季未勝利 稲見萌寧を苦しめる「逆球」

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(21日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6447yd(パー71)

太平洋に囲まれ、海を一望できるコースからの景色は選手たちの心も包み込む。昨年8勝を挙げて賞金女王の称号を手にした稲見萌寧は前週「KKT杯バンテリンレディスオープン」で今季2度目の予選落ちをした。そんな落ち込む心も、今週はコースを歩けば「心清らかに。癒やされる」とリフレッシュ。勝利からは遠ざかっているが、「考え直した」と気持ち新たに臨む。

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今季7試合を終えた時点でのスタッツを見ると、パーオン率は72.5694%。全体5位の成績ではあるが、目標である「80%」はおろか、2019年に1位をマークした78.2079%にも届いていない。今季に入ってからティショットで「逆球」が出る回数が増えており「飛距離を求めた結果なので、仕方ないというのはある」と試行錯誤している。

「今週からもう一回、やり始めようって」と再起を図るべく、今大会からドライバーのシャフトを2019年に使い始めた「UST マミヤ The ATTAS 5」に戻してツアーに臨むという。

昨季は大会前から「上位で戦いたい」という姿勢を見せてきたが、今は「常に上位で戦えているという感じではない。自信の部分も若干なくて、どうしても『予選は通りたい』って、そっちに意識が行ってしまう」。不調という感覚はなく、かみ合っていないだけとも口にする。「今週は通過点とできるように」と意気込んだ。(静岡県伊東市/石井操)

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2022年 フジサンケイレディスクラシック



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