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10代で米シード獲得の新ヒロイン 弱点は「彼氏が見つかりづらい」

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(1日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590Y(パー72)

スコアボードの上位には西郷真央ペ・ソンウ(韓国)、菅沼菜々と見慣れた面々が並ぶなか、新しい名前が5位に浮上。フォン・スーミン(中国)、昨年6月のJLPGAプロテストに合格した26歳のルーキーだ。

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静岡県とは相性がいいようで、プロテスト合格前に出場した昨年6月の下部ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で優勝。本大会には推薦枠での出場で、「お茶、大好き!」と無邪気に笑う。

日本ではまだ“新人”だが、プロとしてのキャリアは8年目。2014年に米ツアーのQTを6位で突破してツアーカードを獲得。当時19歳、そこから5年間米国を主戦場にしていた。

そんな実力者がはじめて日本ツアーに出たのは2011年「サントリーレディス」。アマチュア時代に推薦を受けて出場し、「そのとき横峯さくら選手と同じ組で、ギャラリーが大勢いた。その雰囲気がすごかったので、私もこの中でプレーしたいと思った」と米ツアーでの区切りをつけて日本に舞台を移した。

身長177cm、本当は飛距離がウリ…と言いたいが、「見た目と違ってスコアメイクはウェッジでしている」と照れ笑い。パワーにはまだ自信がないが、ひと一倍強い負けん気が武器のひとつ。

「プロになろうと思ったのは、(中国で)ナショナルチームから落選したことがきっかけ。同世代の子には負けたくなかった」と、腕を磨くために米国の大学に進学。日本でいう“黄金世代”のように、母国では同世代で名前が知られた3選手と“4本の花”とたとえられたこともあった。

日本でのルーキーイヤーで早くも優勝争いのチャンスとなる。「身長が高いから、すごく彼氏が見つかりづらいです」とおちゃめな一面も持ち合わせる新ヒロイン。プレーにファンが目を輝かせる日も、そう遠くはなさそうだ。(静岡県袋井市/谷口愛純)

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2022年 ヤマハレディースオープン葛城



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