ニュース

国内女子ヤマハレディースオープン葛城の最新ゴルフニュースをお届け

「早く引退したいけど…」 イ・ボミがそれでも頑張る理由

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(1日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590Y(パー72)

雨が降る平日の早朝から、イ・ボミ(韓国)組のスタートティをギャラリーが囲んでいた。「いいプレーをしたかった」と背筋を伸ばして10番からティオフしたが、バーディパットは思った以上にショートして3パットのボギー発進。そこからギャラリーを沸かせるプレーはなかなか見せることができなかった。

<< 下に続く >>

昨シーズンは賞金ランク82位に沈み、今季はコロナ禍の入国制限による救済措置で、イ・ボミには開幕からの5試合が保証されていた。シード復帰には、昨季の獲得賞金(約1685万円)にこの5試合の賞金を合算して、昨季の賞金ランク50位(3201万円)を上回らなければならなかった。

ここまでは3試合で予選落ち、最後のチャンスとなった今週も通算11オーバーと予選通過は絶望的。今後は永久シードを持っている韓国ツアーに出場しながら、日本ツアーは推薦枠での参戦を予定している。

「去年の伊藤園レディス(11月)でもうシードは終わったと思っていました。楽しくプレーができるように一生懸命頑張ったけど、それができないのが悔しい」

ファンや周囲の応援に応えようと試行錯誤を続けてきたが、それが結果につながらない苦しさの中にいた。「正直、昨日きょうみたいなゴルフだったら早く引退したいけど、まだ応援してくれる皆さんのおかげで私がいる」と33歳は折れそうな心を奮い立たせる。

2015、16年に賞金女王に輝くなど一時代を築いた。「まだ応援してくださるファンもいる。優勝は難しいと思われるかもしれないけど、みんなのために頑張りたい」。いまはその思いが、一番の原動力になっている。(静岡県袋井市/谷口愛純)

関連リンク

2022年 ヤマハレディースオープン葛城



あなたにおすすめ


特集SPECIAL

やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!
これから活躍が期待できるキラキラ輝く女子プロへインタビュー!普段では聴けない生トークを魅力全開でお届けします。

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!