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女子ゴルフのテレビ放送とネット配信 今年はどうなる?

2022年の国内女子ツアーは、3月3日(木)に「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)でスタートを切る。今年から全ての公認競技の放映権が日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に帰属することになったが、女子ゴルフ中継の視聴方法は変わるのだろうか?

■テレビ放送

JLPGAの小林浩美会長は2017年、テレビ局などが持つ放映権の在り方を「問題」として提起した。PGAツアーやサッカーの主要リーグのように競技団体が権利を握って放映権を売ることで、協会の財政基盤を強化したい考えを示した。

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しかし、黎明期からツアーの成長を支えてきた自負のあるテレビ局側は反発。交渉は難航し、一時は数大会の開催が危ぶまれる事態も起きた。

4年間に及んだ交渉は昨年10月、JLPGAに放映権が帰属することで全ての大会の主催者側と合意に至った。ただ、2022年に関しては放映権料を「無料」とする形で決着しており、翌年以降の行方は不透明だ。

今年に限っては、昨年とほぼ同じようにテレビ観戦できる大会が多いとみられる。開幕戦は主催の琉球放送(RBC)などTBS系列の地上波、BS、CSでの放送を予定する。

■インターネット中継

コロナ禍で無観客開催が続いたこともあり、昨シーズンはインターネット中継に取り組む大会も増えた。昨年7月の「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」もその一つで、YouTubeでの無料放送の再生は311万回に達した。

GMOインターネットは2022年も大会の主催を申し込んでいたが、ネット中継は有料配信のみとするJLPGAの方針に反発し、辞退した。同社の熊谷正寿会長兼社長はGDOのインタビューで「有料化で観る方が減っていくスポーツはファンが減っていったり、広告収入が減っていったりしている。JLPGAの意思決定は歴史的な誤りではないか」と憤りを示した。

これに対しJLPGAの小林会長は、無料配信では地上波やBSと視聴者の奪い合いになるとして“テレビとの共存”に理解を求めた。

今年度のネット放送の詳細は、近日中に発表される模様だ。

一方、YouTubeやSNSで大会名を掲げて「ライブ配信中」などとうたい、全く関係のないサイトに誘導する事例が横行。JLPGAは引き続き注意喚起を行うとともに、対策を強化するとしている。

関連リンク

2022年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント



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