桑木志帆がプレーオフ制して新人戦V 内田ことこを破る
2021年 JLPGA新人戦 加賀電子カップ
期間:12/09〜12/10 場所:グレートアイランド倶楽部(千葉)
平均飛距離は250yd 新人戦Vの桑木志帆、憧れは「日向子ちゃん」
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(10日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉県)◇6625yd(パー72)
出場全22選手中、最年少の18歳・桑木志帆が2021年の新人戦チャンピオンに輝いた。
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圧巻のショットは最終日最終ホール。残り155ydから7Iを振り切ってピン手前3mにつけてバーディを奪い、直前17番のダブルボギーで首位を譲った内田ことこに土壇場で追いついた。
「17番で(池を)ビビって大変なことになったので、18番はいつもどおりドローで打てば大丈夫だと言い聞かせて、思い切っていきました」と、グリーン左の池を恐れず、果敢にピンを攻めていった。
プレーオフでは2打目を池に落とした内田をみて、冷静にグリーンセンターへ。最後は約1mのパーパットがカップの縁をくるりと回って外れたが、タップインボギーでも優勝は揺るがなかった。
1Wは平均飛距離250ydを誇る倉敷芸術科学大学の1年生。岡山県出身で、憧れはジュニア時代からよく知る先輩・渋野日向子だ。「日向子ちゃんはパー5でイーグルを獲ったり、すごい攻めのゴルフをする。自分も攻めていくタイプなので似ているかな。日向子ちゃんみたいに、たくさん優勝できるプレーヤーを目指している」というスタートの1勝目を、一生に一度の舞台で勝ち取った。
今年はプロテストに合格し、ファイナルQT13位で来季前半戦の出場権を手に入れた。「プロテスト合格前からだんだん調子がよくなって、いままで順調に来られている。成長が感じられたし、来年につながると思う」という2021年を、「高校3年の夏以来」の優勝で締めくくった。
オフにはショートゲームの向上と、1年間を戦い抜くための体力アップ、さらに美容にも力を入れたいという18歳。「来年はまず前半戦で1勝をしたいです」と力強く宣言した。