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「痛い目を見た」 柏原明日架がディフェンディング大会予選落ちで刻む教訓

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 初日(18日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6545yd(パー71)

「早く楽になりたい」。悲壮な決意で4週前の「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」に臨んだ柏原明日架だったが、無念の予選落ちを喫した。昨年はコロナ禍で中止となったディフェンディング大会。得意コースで開催される高額賞金大会でもある。賞金ランキング51位とシード権当落線上の立場から一気に抜け出すチャンスと見ていた。

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「技術的なことじゃなくて、『ここで楽になりたい』という思いがありながら、『ここでダメだったら…』というのも、ちょっとよぎってしまった。ちょっとでも弱気が出ると、こういう結果になってしまう。そこで痛い目を見ました」

賞金ランク54位で迎えるシード争い最終戦。「『やってやるぞ!』としか思ってなかったです。心の状態だったり、考えていることがスコアに反映されるスポーツ。気持ちで負けちゃダメだなって」と心に決めて出た。

2バーディを先行させ、9番(パー5)では残り90ydからの3打目を52度のウェッジでピタリと寄せてバーディ。折り返して10番、11番(パー5)も獲り、3連続バーディを決めた。ボギーなしの7バーディ「64」は自己ベストを2打更新した。「“最初からやっとけよ”って思いました」と笑いつつ、好発進の意味は大きい。

賞金ランク50位のボーダーラインに滑り込むためには、単独15位以上が最低条件。「最終日まで1打も気を抜かず、自分を信じて今年一番いい成績を残せたら。あまり自分の首を絞めすぎず、自分らしく最後までやっていけたら」。5シーズン守ってきたシードの勲章を守り抜く。(愛媛県松山市/亀山泰宏)

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