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小祝さくらは4試合ぶり60台 復調の要因はティの高さ

◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 初日(4日)◇瀬田GC北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)

小祝さくらが8バーディ、1ボギーの「65」で回り、4試合ぶりの60台でのプレーで単独首位発進を決めた。優勝した8月の「CAT Ladies」以降トップ10入りはなく、首位を走っていた賞金ランキングも「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で稲見萌寧に抜かれて3位。「(調子を)自分が落としていったので、実力が足りないだけなのかなって。自分の不調を修正するのに必死だった」

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不調の要因のひとつはティショットだったが、前週「樋口久子 三菱電機レディス」の2日目に挿すティの高さを低くするようにしてから「良くなった」という。

「もともと低いと引っ掛け気味に当たるイメージがあって、怖くてできなかった」とこれまではドライバーのヘッドよりもボールの頭が出るような、高めのティにしていた。契約する住友ゴム工業のギア担当者との会話をきっかけに、ティの高さを1センチ以上低くした。「分厚い当たりになるし、飛距離も出て球も強くなった。方向性も安定する感じがする」と好感触を残した。

2番で3パットのボギーを先行したこの日、3番で6mを沈めてバウンスバックをすると前半は「33」。後半は無傷で5つのバーディを量産した。「ここ最近、優勝を狙おうという気持ちが足りないなと。今週は初日からそういう気持ちで臨もうというのはありました」

目標に掲げる逆転での賞金女王に向け、残り4試合。トップとの差は3689万2066円だ。「賞金女王とか今は考えられない。でも、駄目だとしても優勝できたらすごく大きいなと思う」。あきらめるのはまだ早い。(滋賀県大津市/石井操)

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