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「完璧なショット」がピン直撃 アマ佐藤心結はV逸に悔し涙

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 最終日(10日)◇東名CC(静岡)◇6592yd(パー72)

アマチュアの18歳・佐藤心結(茨城・明秀学園日立高3年)が悔し涙を流した。渋野日向子ペ・ソンウ(韓国)、木村彩子とのプレーオフで、渋野に競り負けた。

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18番パー5の繰り返しで行われたプレーオフ2ホール目。90ydから50度のウェッジでの3打目は「完璧なショット」も、まさかのピン直撃。跳ね返った後の3mのバーディパットは無情にもカップ左を外れ、1mのバーディパットを冷静に沈めた渋野が優勝を手繰り寄せた。

「やり切った感があって、少し涙が出た。3日間頑張って良かったと思えました。引き出しをたくさん作って、プロのセッティングでも戦えるように練習しないといけない。またこの舞台に戻ってきて優勝できるようにしたい」

あどけない表情で振り返ったが、優勝争いの最終日は出だし3ホールまでに2つバーディを奪うなどプロ顔負けのプレーで大会を盛り上げた。

2019年「富士通レディース」 の古江彩佳以来となるツアー史上8人目のアマチュア優勝はならず。しかし、プレーオフを戦った渋野は「メンタルがすごく強いなと思いました。肝が据わっている。この子がプロになったら本当に強くなると2ホールだけで感じました」と絶賛した。

12日からはプロテスト2次予選A地区(12日~15日/茨城・ザ・ロイヤルゴルフクラブ)を控える。佐藤は「合格できるように今から準備したい」と気持ちを切り替えた。(静岡県裾野市/玉木充)

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