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「やっと恩返しできました」21歳の佐藤心結が涙のツアー初優勝 竹田麗央4位で賞金2億円突破

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(6日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆3325人)

首位タイから出たプロ3年目の佐藤心結が5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算15アンダーでツアー初優勝を飾った。

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同じ最終組の河本結尾関彩美悠と首位で並んで迎えた後半16番(パー3)で3連続目となるチップインバーディを奪いガッツポーズ。さらに17番では約15mのロングパットを決めて、圧巻の4連続バーディを奪い、混戦を抜け出し、21歳で初タイトルを手にした。ウイニングパットを沈めた後は、しばらく涙が止まらなかった。

3年前はアマチュアとしてプレーオフ負けした大会、ジュニア時代から慣れ親しんだコース。佐藤は優勝スピーチで「思い入れのあるコース、思い入れのある大会で初優勝ができて、とてもうれしく思います」と語った。今季は出場28試合で予選落ち17回とドン底も経験。「支えてくれた家族、スポンサー、チーム、ファンの皆さんにやっと恩返しができて、少しホッとしています」と表情を緩めて「これから2勝、3勝できるようがんばりますので、応援をよろしくお願いします」と頭を下げた。

河本、尾関が通算13アンダーの2位。尾関は2022年「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」以来の2勝目、河本は6月「NEC軽井沢72ゴルフ」に続く今季2勝目を逃した。

国内ツアー史上初となる3度目の2週連続優勝をかけて4打差を追った竹田麗央は、「67」で通算12アンダー4位。快挙を逃したものの今季獲得賞金は2億円を突破し、今季ツアー30試合目、出場25試合目の突破は2015年のイ・ボミ(韓国/35試合目、出場30試合目)を更新してツアー最速となった。

米国女子ツアーを主戦場にする古江彩佳は通算10アンダー7位、笹生優花は6アンダー23位で終了。古江は19位から5バーディ「67」と伸ばし、前週「日本女子オープン」(4位)に続くトップ10入りを決めた。

ともに15日から始まる米国女子ツアー2次予選会(フロリダ州・プランテーションG&CC)に挑戦する原英莉花は4アンダー33位、神谷そらは3アンダー40位で渡米前の最後の一戦を終えた。

<上位成績>
優勝/-15/佐藤心結
2T/-13/河本結尾関彩美悠
4/-12/竹田麗央
5T/-11/金澤志奈高橋彩華
7T/-10/桑木志帆佐久間朱莉古江彩佳新海美優高木萌衣吉本ひかる菅楓華

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