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西郷真央&上田桃子は2位で閉幕「ちょっと甘い考えがあった」

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日(4日)◇烏山城CC(栃木県)◇6550yd(パー71)

首位と1打差、8アンダー2位から出た西郷真央は今季5度目となる2位で10代最後の試合を終えた。「コースも違えば、環境も違う。(2位となった)回数が何回あっても勝てないと意味がない」と悔しさを募らせた。

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最終組で勝みなみと回った最終日、3番でピン右手前約4mを沈め、先にバーディを奪ってプレッシャーをかけたのは西郷だった。ただ追われる側の勝もすぐさま同ホールで入れ返し、なかなか差を縮めることできずに2打差でバックナインに突入した。その後は12番、13番、17番とボギーを重ねて失速。終わってみれば「71」で、6打差つけられての敗北となった。

2020年の開幕戦で惜敗したあと、トラックマン(弾道測定器)を購入して得意とするアイアンなどショットの精度を高めてきた。実際に今大会では17番でのミスショットを除けば「狙った打ち方は出来ていた」。それでもつかめなかった初勝利に「正直、パターについては経験を積んでいけば少しはレベルアップできるというちょっと甘い考えがあったのかな」と肩を落とした。

ツアー通算16勝の上田桃子は西郷と並んで2位タイでフィニッシュ。昨年の3位タイを上回る今大会最高位を更新した。それでも上田にとっては「『行くぞ』という姿勢ではずっといたので、また届かなかったかという感じ」と残念がった。

「ルーキーの時はそんなに重さが分からなかったので、絶対勝ちたいというのは無かったけど、今は勝ちたい気持ちが強い分、余計に難しいなとは思う」

前半は3バーディ1ボギーとスコアを2つ伸ばして折り返したが、わずかにカップを反れて入らないもどかしいパットが続きながら、終盤16番のあと少しでホールインワンというスーパーショットでバーディを奪い「68」とした。

「今週1週間良いゴルフが出来たし、課題というかパターさえ入れば今週たぶん一番ショットが良かった自信はあるので、そこだけ」と口惜しがった。(栃木県那須烏山市/石井操)

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