勝みなみ単独首位で最終日へ 渋野「66」で6位浮上
2021年 日本女子オープンゴルフ選手権
期間:09/30〜10/03 場所:烏山城CC(栃木)
「きのうとは全く別人のゴルフ」渋野日向子は5打差追って優勝争いへ
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 3日目(3日)◇烏山城CC(栃木県)◇6550yd(パー71)
通算1オーバー33位からスタートした渋野日向子はこの日のベストスコア「66」をマークし、通算4アンダー6位に浮上した。「75」でプレーして「自分に失望」などネガティブな言葉を並べた前日から一転。バーディを5つ奪ってのボギーなしと「全く別人のゴルフができて、18ホール悔いのないプレーができた」と晴れやかな表情を見せた。
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プレー内容を一言でいえば「パッティングが100点」と渋野。1番で右ラフから3打目のアプローチショットをミスして寄らず、出だしからスコアを落とすピンチを迎えたが、ピン手前5mほどをカップインさせてパーセーブ。「パターに助けられた感ある」とグリーン上で魅せた。
連日乱れがちなショットはこの日もパーオン率55.6%(10/18)と低迷したままだったが、予選ラウンド2日間ともにボギーを喫した難関17番は1Wで振り抜いたボールがフェアウェイに着弾。「めちゃくちゃ大きい。うれしい」と最終日につなげるティショットを披露した。
最終18番では残り167ydの2打目を5UTでピンそば1m弱にベタピンさせてのバーディフィニッシュ。「ギャラリーさんが多いところでバーディが獲れたのはプロゴルファーとしてめちゃくちゃうれしい。魅せるゴルフができてうれしい」と喜んだ。
ツアーでは1年ぶり、大会としては24年ぶりの月曜決着となる最終日は、トップを走る勝みなみを5打差で追う。「課題はまだまだあるので修正して、あしたも悔いが残らないように全力で頑張って上位で終われるようにしたい」。歓声と拍手に包まれながら優勝争いに食い込む。(栃木県那須烏山市/石井操)