コースコンディション復旧の見通しが立たず、今年に入って5試合目の短縮競技となることが決まった

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目(18日)◇新南愛知CC美浜コース（愛知）◇6502yd（パー72）

西日本から東日本を縦断する見込みの台風14号の影響により、初日から降り注ぐ雨風は弱まることなく午前8時10分に大会2日目の競技中止が決定した。

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前日の時点で午前9時まで遅らせることを決めていた第1組のスタートを、さらに1時間後ろ倒し。天候状況を見ながら第2ラウンド実施に向けて準備を進めたが、コースコンディション復旧の見込みが立たず、36ホールの短縮競技となった。

2020年と21年が1シーズンに統合された異例のシーズン。今年だけで見ても、当初予定のホール数を消化できずに短縮競技となったのはこれで5試合目となる。年によって組み込まれる試合数は異なるが、直近20年の間では2009年の4試合を超える最多。全選手が雨に降られることなくプレーできた大会も、今年は指で数えるほどしかない。

中止となった時点では選手駐車場もガラガラ。早々の決定にはコロナ禍ならではの事情も

この日はほとんどの選手が会場入りする前に中止が決まった。無観客開催でありながら早々に決断した背景には、クラブハウスで密にならないようにといったコロナ禍ならではの事情も見え隠れする。

アウトコースのトップバッターとして会場を訪れていた勝みなみは「『台風直撃だけど大丈夫？』と思いながら来た。やりたいけど、危険とかもある」と話した。(愛知県美浜町／石井操)

＜2021年 短縮競技となった大会＞
5月6日～9日 ほけんの窓口レディース／福岡・福岡CC和白コース
5月21日～23日 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン／愛知・中京GC石野コース
7月1日～4日 資生堂レディスオープン／神奈川・戸塚CC
8月13日～15日 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント／長野・軽井沢72G北コース