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“天才少女”は32歳に 金田久美子が10年ぶりVへ2位発進

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 初日(26日)◇小樽CC (北海道)◇6775yd(パー73)

「30歳になりたくない」と話していた金田久美子も今月14日に誕生日を迎え、32歳になった。北海道で金田の活躍といえば、当時アマチュア(中学3年)だった2004年「ゴルフ5レディス」(ゴルフ5カントリー美唄コース)の不動裕理との優勝争い。3位に終わった17年前の出来事となれば「やば(笑)」と時間の経過を感じさせる。

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前週大会では開幕前の練習日に、マンホールに足をすくわれ「思いっきりグギッと」左足首を痛めた。「ハーフでやっぱり痛くなっちゃって、試合も続くし棄権という形になった」と無念のリタイアをした。

「今週も(ショットで)フィニッシュを取ろうとするとまだ痛いけど、先週よりは大丈夫」。アイシングでのケアに加えてテーピングをするなかで、この日はボギーなしの4バーディ「69」でプレー。4アンダーで2位発進を決めた。

「プロになった頃は25歳でやめるつもりで、25歳を過ぎたら30歳でやめるつもりだった」。そんな将来像とは裏腹に、「成績も出てないし、まだまだやれるんじゃないかって少し思える。今はゴルフのことしか考えられなくて、まだゴルフを頑張りたい」。3歳から競技を始め、ジュニア時代から結果を残して“天才少女”と呼ばれた。21歳だった2011年「フジサンケイレディス」ではツアー初優勝をあげた。

「毎日不安だったけど、今は失うものが無いというか気楽に考えられるようになった」と30代に突入して気持ちの面で変化した。「3年前とかだったら、やったことのないパターとか絶対に替えなかった」。それでも今週から「人生初の2ボール」とオデッセイのホワイトホットOG 2-BALLを投入し、好成績につなげた。

「最終日に優勝争いに絡める位置にはいたいな」。同じ北海道の桂GCで開催された7月「ニッポンハムレディス」も7位タイと好成績を収めた。好相性の北の大地で結果につなげたい。(北海道小樽市/石井操)

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