高木優奈のプロフィール&戦績
2021年 アース・モンダミンカップ
期間:06/24〜06/27 場所:カメリアヒルズCC(千葉)
プロテストか高額大会か…高木優奈「ギリギリまで悩んだ」
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 2日目(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6639yd(パー72)
プロテストに挑むか、高額大会に出場するか。渋野日向子、畑岡奈紗、勝みなみらと同じ1998年度生まれの高木優奈は今大会を迎えるに当たって、シビアな選択を突き付けられていた。
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国内女子ツアーでは2019年にQT制度が変わり、出られるのはJLPGA会員(プロテスト合格者等)のみとなった。これまで高木は3度の受験をしたが合格できず。レギュラーツアーには2019年に下部ツアーで優勝したことで、単年登録者として出場している。
単年登録者による資格でプロテストは最終ステージから受験することができるが、賞金総額3億円の今大会と同じ週。「14日に欠場届を出した。ギリギリまでどちらに出るか悩んでいたけど、秋にもプロテストがあると知ってその週までにシード獲得を(確実に)できるように1試合、1試合頑張るのがいいのではとなって、こっち(アース・モンダミンカップ)を選びました」。2021年度も同じく11月の最終プロテストから受験できる。
13番でバンカーからカップインさせてバーディを奪うなど、ボギーなしの「68」でプレー。昨年は1打足りずに予選落ちとなったが、今年は通算5アンダーで決勝ラウンド進出が確実。「まずは予選通過を目標に取り組んでいました」と安どした様子を見せた。
「優勝したことがないので、どの試合でも優勝は目指している」と闘志を燃やす一方で、「この試合でそれがあったらうれしいけど、一つの試合としてあまり欲をかかずに、静かに行こうと思っています」と気持ちを落ち着かせた。
今シーズンの獲得賞金額は1563万1925円で、ランキングは64位。通年シードの獲得圏内にはまだ手が届いていない。「SNSとかで連絡いただいて(賞金ランクを)見たりはするけど、気にしないようにはしています。自分では見ないようにやっていて、一試合、一試合を大事にというのが本音です」と強調した。