笠りつ子が首位キープ 2打差2位に三ヶ島かな
2021年 ヨネックスレディスゴルフトーナメント
期間:06/04〜06/06 場所:ヨネックスCC(新潟)
15分前の知らせでドタバタ 小楠梨紗が「お願い」したこと
◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目(5日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6435yd(パー72)
ウェイティングからのドタバタ出場もきっちり決勝ラウンドに進出した。今季、下部ステップアップツアーが主戦場の29歳、小楠梨紗がインコースから出て6バーディ「66」をマーク。雨でコンディションが悪かった初日は4連続ボギーをたたくなど「74」で58位と低調だったものの、通算4アンダーで8位に浮上した。
<< 下に続く >>
「きょうはいい感じにショットが打てました。チャンスのところで狙ってバーディがとれた」。出だしの10番、154ydから8Iで10mにつけてバーディを奪うと、12番も10mを沈めて3連続バーディと順調にスコアを伸ばした。
今週は大会連覇がかかっていた上田桃子が欠場(首痛)を選択したため、現地ウェイティングから出場がかなった。
初日は午前9時30分にアウトコースからスタートしたが、出場の連絡がきたのは降りしきる雨のため車で待機していた15分前だった。「ピンポジションだけはメモに書き込んでいたけど、ウトウトしていた。最終組が9時50分なので『もうないかな』と思っていた」と練習もしていなかったという。
「ニュースで桃子さんが首を痛めたと見たので『もしかしたらあるかな』と。でも時間が過ぎていたので『もうないかな』というときに電話がきた。結構バタバタのスタート。気持ちを整理する暇もなかった。『1番のティショットはお願いだから真っすぐ飛んでくれ』と思った」と笑いながら振り返った。
首位とは5打差でツアー初優勝を狙う立場。ウェイティング出場からの優勝となると史上3人目(※)だが、「順位のことは考えない。欲をかくとミスするタイプなので」と目の前の一打に集中する。(新潟県長岡市/玉木充)
<※ウェイティング出場からの優勝>
2018年 香妻琴乃 マンシングウェアレディース東海クラシック
2017年 O.サタヤ ゴルフ5レディス