鈴木愛 プロフィール
2021年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ
期間:05/06〜05/09 場所:茨城GC東コース(茨城)
鈴木愛「自分だけじゃない」 バースデーVへ精神面も成長
◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(7日)◇茨城GC東コース◇6630yd(パー72)
2017、19年の賞金女王・鈴木愛が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算8アンダー。ホールアウト時点ではトップと1差2位で決勝ラウンドへと折り返した。「久しぶりにいいゴルフができた」と笑顔が弾けた。
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19年は7勝も20年は未勝利に終わった。20年の最終戦「ツアー選手権リコーカップ」(11月)では結果につながらず、不満を飛ばした。今年も8戦を戦い、第3戦「Tポイント×ENEOS」(3月)を2位で終えたが、優勝には手が届いていない。
「去年から感じていることではあるけど、プロになってからとんとん拍子にきて、いつかはこういう時期にはなる。いま活躍している若い子たちも何年後かにはこういう状況になると思うし、自分だけじゃない」。ぶつかる壁にひたすら向き合う日々に落ち込むことはあれど、「今はこの状況をどう乗り切ってやろうかなと考えていて、わりと前向き」と表情も明るい。
上位につけた要因に、技術面ではなくメンタル的な部分での変化を挙げた。「これまでは結果ばかりを気にしていたところがあった。『次のホールでバーディ獲りたい』とか、『あと3つバーディ獲りたい』とか。先のこと考えて、そのときの内容とかマネジメントがしっかりできていなかった」と反省した。
4月には心機一転、ショートヘアに。「試合の映像を見て、『ロングヘア似合わないな』と思って切っちゃったけど、悪い流れを断ち切る意味でも良かったかな」
今大会最終日の5月9日は母の日でもあり、27歳の誕生日でもある。「(母へ)恩返し出来たらいいなと思うし、最近は情けない結果ばっかりなので結果で返して練習へのご褒美がもらえたらうれしい。最高の誕生日に出来たらいい」と話した。(茨城県つくばみらい市/石井操)