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小祝さくらプレーオフに散る「普通に負けるより悔しい」

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(11日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6390yd(パー72)

小祝さくらは通算5アンダーで並んだ稲見萌寧とのプレーオフに敗れ、出場100試合目をツアー5勝目で飾ることはできなかった。

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「攻めのゴルフはできた。しょうがない。最後はプレーオフになるとは思わなかった。この結果を無駄にせず、練習していきたい」

18番の繰り返しで行われたプレーオフ1ホール目は両者パー。続く2ホール目2打目は178ydのラフから6Iで放ち、グリーン右手前のバンカーに吸い込まれた。3打目で3mに寄せるも、稲見に8mのバーディパットをねじ込まれ、万事休した。

「あっという間にプレーオフも終わってしまったし、あんまり覚えていない。普通に負けるよりも悔しい。プレーオフはバーディを取らないと厳しい」。プレーオフは申ジエ(韓国)に敗れた2018年「ゴルフ5レディス」以来2度目。2戦2敗の勝負弱さに厳しい表情で唇をかんだ。

稲見萌寧は21年6戦3勝で賞金ランキング4位に浮上。小祝が目標としている初の賞金女王へ大きな壁となりそうだが、「ショットとかも飛距離があるし、パターも本当に上手。萌寧ちゃんは後輩として強い存在」と称えた。

15日に23歳の誕生日を迎える。「もう23歳か、と思うんですが、一年一年あっという間に終わっていく。大事に過ごしたい。今こうやってゴルフができているのが楽しい。いい一年にしたい」。22歳最後の試合を勝利で締めくくることはできなかったが、惜敗を無駄にするつもりはないと心に刻んだ。(兵庫県三木市/玉木充)

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