プロアマ戦で最終調整を行った古江彩佳

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前（8日）◇花屋敷GCよかわコース（兵庫県）◇6390yd（パー72）

古江彩佳の“足踏み”が続いている。21年は5試合を戦い、予選落ちこそないものの、トップ10もない。20年11月には2週連続優勝を果たし、20-21年シーズンの賞金ランキング3位につける身としては、少しさびしい成績となっている。

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前週の「オーガスタナショナル女子アマチュア」（ジョージア州・オーガスタナショナルGC）では、兵庫・滝川第二高ゴルフ部の後輩に当たる17歳の梶谷翼が日本人として初めて制した。

自身の高校卒業とともに梶谷が入学したため、在学が重なることはなかったが、アマチュア時代に所属したナショナルチームなどではともに技術を高め合った。「世界に行って活躍して優勝してっていうのは本当にすごい。元々すごく強かった」と目を輝かせ、「自分も頑張らないといけない」と大きな刺激をもらったのは事実だ。

それでも「モヤモヤする気持ちはあるかもしれないが、徐々に調子を上げていければいいかなと。そこは落ち着いてやっていきたい」と表情は曇りがちのままだ。

コロナ禍もあり、2019年のプロ入り後、初めてとなる地元・兵庫での試合。「全部、砲台グリーンなので注意していきたい。距離もピンポイントに落とさないといけないところが出てくる」。ツアー4勝の意地を後輩にも見せたい。（兵庫県三木市／玉木充）