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「ここをもう1回乗り越えなきゃ」河本結が向き合う“折られた心”

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 事前(25日)◇UMKCC(宮崎県)◇6568yd(パー72)

今大会で自身初のディフェンディングチャンピオンとなる河本結。前週は第1ラウンド終了後に急性へんとう炎で棄権をしたが、「固形物も食べられるようになってきて、ほとんど回復していると思います」と体調面が癒えていることをアピール。この日行われたプロアマ戦にも出場した。

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2019年大会で涙の初優勝を飾ってから約2年。勝利を含めて19年シーズンは32試合中11度のトップ10入り、2020年米ツアー「LPGAドライブオン選手権」を4位で終えるなど活躍は見せてきた。その一方で、次の勝利をなかなかつかめずにいる。

21年第2戦の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」でツアー3勝目を挙げた稲見萌寧や、同級生の臼井麗香が、尊敬する選手として「河本結」の名前を挙げる。「内心、めちゃくちゃ嬉しいです。でも言ってもらえるほど、自分はくすぶっているというか。成績を出せてないので逆に刺激をもらっています」と心境は複雑だ。

次への勝ち星がつかめない要因に「…心」とポツリ。「闘志という部分で、悔しい、負けたくないという気持ちがものすごく大事なんですけど、なかなか芽生えなくて…。“なにくそ根性”がないと上には行けないし、目標も見つけられない。そこが欠けていた」と分析する。

4位に入った20年7月の「ドライブオン選手権」以降、アメリカの慣れない環境に苦戦した。8試合中、半分が予選落ちで最高位は40位。「自信に満ちあふれていたのが、アメリカに行ってギャフンとなった。ここをもう1回乗り越えていかなきゃと思っているけど、時間が掛かっていて、解決策を探っているところです」と打ち明ける。負けることを正面から受け止めて、それを跳ね返していくには多大なエネルギーが必要だ。世界中のトッププロが集まる舞台で折られた心をなかなか修復できずにいた。

今大会を終えると渋野日向子と同じく渡米する予定。現時点では次週の海外メジャー「ANAインスピレーション」、「ロッテ選手権」「ヒューゲルAirプレミア LAオープン」の3試合に出場し、その後は再び日本ツアーに戻ってくる。

2年ぶりの思い入れ深い大会ともあり、今週の河本は「すごく闘志が燃えていて、良い状態」と戦闘モードをむき出しにした。「とにかく勝ちたいという気持ちが心に出てきているので、うまくコントロールして、最後には爆発できるように3日間頑張りたい」。過酷な海外試合を前に、再び弾みをつけられるか。(宮崎市/石井操)

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