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10年前は母校の体育館が避難所に 武尾咲希「もどかしい気持ちだった」

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ初日(12日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

10年前、高校1年生だった武尾咲希。福島県会津若松市は大きな被害は少なかったものの、母校(会津学鳳中学・高校)の体育館は沿岸部から来る被災者たちの避難所になっていた。

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「みなさんが大変な思いをされているのを見ていたけど、何もできなくてもどかしい気持ちだったのを覚えています。今はプロゴルファーになって、私のプレーを通して元気になってもらうこともできると思う」

東日本大震災から10年の節目となる今週、武尾は6バーディ、1ボギーの5アンダー「67」。レギュラーツアーで自身初となる首位発進を決めた。

「ショットが良くて、2m以内のチャンスが多かった」という初日のプレー。前週、風の強い沖縄でプレーして、クラブの入射角がきつくなっていたことを修正して、ショットが安定したという。

「1Wはアッパーで3から5度、アイアンはダウンブローで-3度になるように。もともとシャロー気味でどのクラブも0~1度くらいとあまり変化のないスイングをしていたので、メリハリをつけるようにしました」という調整が奏効した。

「目標は初優勝を挙げることです」という26歳。強い思いで残り2日に挑んでいく。(高知県香南市/今岡涼太)

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2021年 明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント



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